三大・五大・栄養素の役割

人間が生きていくうえで必要な三大栄養素について。

三大栄養素はその名の通り三種類あり、
体にとって必須で、必須栄養素ともいいます。

炭水化物(カーボ・Carbohydrate)
たんぱく質(プロテイン・Protein)
脂肪(ファット・fat)
の三種類とビタミン・ミネラルを加えて五大栄養素といいます。


◇炭水化物の役割◇

人間の体を動かすのに必要な栄養素の一つです、
炭水化物は別名糖質ともいいます。
1グラム当たりのカロリーは約4キロカロリーです。

・炭水化物の多い食品

白米・パン・・麺類・イモ類・砂糖等が代表的です、主食でもありますね。
もちろんそれらを多く含む食品も高炭水化物食品と言えます、
砂糖を沢山使った甘いお菓子、米を原料とするおもち、
パンの原料である小麦粉を使ったもの全般などになります。

・脳の栄養素
炭水化物は分解されるとブドウ糖になりますがこのブドウ糖は
脳の唯一のエネルギー源です
ブドウ糖が不足すると脳に栄養が行き渡らず体に良くない影響がでます
集中力の低下・疲れやすくなる・イライラしたりと様々です。
したがって炭水化物の摂取を極端に減らすのは体に悪いでしょう。

・食べ過ぎると脂肪になりやすい
炭水化物は血糖値を上昇させやすい食品です、
血糖値は一定の狭い範囲で正常値を保っているのですが
大量摂取すると血糖値は急激に上がってしまいます。
体は上がった血糖値を下げる必要があるのですが
この血糖値を下げるときに体内でインシュリンというホルモンが
活躍するのですがインシュリンは脂肪合成促進、分解抑制効果があります。
したがって炭水化物の食べすぎ=脂肪が増えやすい=太りやすいといえます。
低炭水化物ダイエットというダイエットがあるのも頷けますね。


◇タンパク質◇

人間の体を形成する栄養素です、
私達の髪も皮膚も爪も筋肉もタンパク質が材料になっています。
ダイエット中は筋肉が落ちやすい状態にあるので
積極的にとっておきたい栄養素でしょう。
1グラム当たりの栄養素は炭水化物と同じ約4キロカロリーです。

・タンパク質の多い食品
肉・卵・魚・納豆等の大豆食品に多く含まれます。
ただ牛肉にや豚肉はタンパク質のほかに脂肪が多く含まれるので
タンパク質をメインにとるには不向きでしょう、
肉でタンパク質をメインにとりたいのであれば脂肪の少ない
鶏の胸肉やササミがいいでしょう。

納豆などの大豆製品は脂肪分を気にすることなく摂取しやすいのでオススメです。
卵は高タンパクですがタンパク質が含まれているのは
黄身ではなく白身に集中しています。


◇脂肪◇

あまりいいイメージの無い脂肪ですが
1グラム当たりのカロリーは約9キロカロリーです、
炭水化物・タンパク質に比べると倍以上と高カロリーなのが分かります。

・脂肪を多く含む食品
お肉の脂身・油・マヨネーズ等があげられます。
高カロリーなので多量に摂取するのはダイエット中にはオススメできません、
しかし必須栄養素であるのにでまったくとらないと体に悪いでしょう。
脂肪が不足すると肌荒れや便秘になりやすいので注意しましょう。



◇ビタミン・ミネラルの役割◇

ビタミン、ミネラル体で作ることができず食品からしかとれません、
骨の原料であったりするために不足すると体によくありませんが
過剰にとりすぎても体にはよくありません。
偏った食事をしているとビタミン・ミネラルが不足してしまいがちなので
サプリメントを活用するか色々な食品を摂って
不足しないように気をつけましょう。


◇栄養は過多も不足もNG◇

どの栄養素も摂りすぎも不足も体に悪影響を及ぼすでしょう、
一日に摂取する三大栄養素の理想的な割合は
炭水化物50%・タンパク質20%・脂質30% なのですが
ダイエットをするのであればタンパク質の摂取量を増やし
炭水化物を減らすと効率よく体脂肪を落としやすいでしょう。
ただ個人差はあるので自分で調整して上手に栄養素を
摂取するように心がけるのがダイエット成功の近道になるでしょう。