唐辛子に豊富に含まれているカプサイシンのダイエット効果について。
◇カプサイシンの効果◇
・血糖値の上昇を抑えることにより脂肪生成を防ぐ
人間の血糖の正常値は狭い範囲で正常値を保っているのですが、食後は
血糖値が上昇するので上昇した血糖値を正常値に下げる必要があります。
上がった血糖値を下げる為にインシュリンというホルモンが分泌され
（インシュリンは血糖値を一定に保つ働きをしています
血糖値を正常値に戻すのですが、インシュリンには他にも色々な働きがあり
ダイエットにはありがたくない脂肪の合成促進、分解抑制効果などがあります。
簡単に説明すると、
食事をする→血糖値が上昇する→正常な値に戻す為インシュリンが分泌される→
インシュリンの効果により脂肪が取り込まれやすくなる、ということです。
その脂肪の生成を防いでくれるカプサイシンを摂取することにより
過度に脂肪が蓄えられたりすることを防ぐ効果が期待されるということです。
・脂肪燃焼を助ける酵素リパーゼの活性化
カプサイシンを摂取すると他にも効果があり、
リパーゼという酵素が活性化されます。
リパーゼには体の中に溜めている脂肪を
一時的に血管内に戻す効果があります、
ただこの状態だと時間が経過すればまた同じ
脂肪に戻ってしまうので特に意味を持ちません。
◇カプサイシンを摂取するだけで痩せない◇
カプサイシンを摂取すると血糖値の上昇抑制、脂肪分解酵素リパーゼの
活性化という効果が得られます、
しかし、カプサイシン・リパーゼを摂取＝痩せるでは決してありません
あくまで抑制しているだけで血糖値が上昇すれば脂肪は
結果的には生成されますし、一日の摂取カロリーが、
摂取カロリー＞消費カロリーでは痩せるのは不可能です
せっかく血中に戻された脂肪も運動しなければまたもとの脂肪に戻ります。
もしもカプサイシンの摂取だけで痩せることができたならば
この世の肥満は過去のものとされているでしょう、大きな期待は禁物です。
◇カプサイシンとの上手な付き合い方◇
ただ摂取するだけではなんの大きな効果を得られないカプサイシンですが
上手に摂取すればダイエットには効果があると考えます。
血糖値の上昇を抑える効果があるということは
食事に組み込むことにより、より脂肪が作られにくくなるという
利点が生まれます。
脂肪の減少は美しい体を作る大きな一歩になるでしょう。
また血中に戻された脂肪は運動することにより消費することができます、
カプサイシンを運動前に摂取してから運動すれば脂肪燃焼効果を
高めることができるでしょう。
結局のところは運動しないと痩せれない・・・ということです、
カプサイシンはより効率的に痩せる為の補助的なものと考えましょう。
◇カプサイシンを多く含む食品◇
代表的なものとしては唐辛子があげられます、
積極的に摂るならばキムチ・七味唐辛子などで摂取するのが一般的でしょう。
キムチや七味唐辛子は色々な食事に組み込みやすいので
上手に料理に組み込んでカプサイシンを摂取するのがいいでしょう。