ダイエットとアルコールの関係性

ダイエット中にアルコール類(お酒)を摂取してもよいのか?
ダイエットに悪影響を及ぼさないのか?という疑問に迫ります。

●最初に結論からいうと、控える・もしくは止めるのが一番でしょう。

◇お酒は高カロリー飲料◇

日ごろ飲まれるお酒で最も多いのはおそらくビールでしょう、
一般的な缶ビールの(350ml)カロリーは160前後です。
100mlあたりおよそ40と少しくらいですがこのカロリーは
甘いジュース類とほぼ同じカロリーで高カロリーと言えます。

詳しく分けるとビールにはアルコールと糖質等が含まれています。
アルコールは1gあたり7キロカロリー、糖質は1gあたり4キロカロリーです。
しかしアルコールというものは体に蓄積させることができません、
言い換えるならば純粋なアルコールは体脂肪にはならないとも言えます。
(しかし色々と反論説もあるのですが全くエネルギーに
できないわけではなく いくらかは吸収しているという説もあれば
まったく吸収できないエンプティ(空)カロリーと言う説もあります)

じゃあ少々飲んでもあまり高カロリーじゃないんだったら
大丈夫なんじゃないの?と思ってしまうかも知れません、
しかしそれは間違った考え方でしょう。

◇アルコールは優先的に消費されるが・・・◇

体に入ってきたアルコールは肝臓で分解されるのですが
体に蓄積できないが故に最優先で肝臓はその処理に追われます。
アルコールを処理しているときの肝臓は他の機能が落ち、
他の栄養素・炭水化物(糖質)・たんぱく質・脂肪が
中々消費されずに体脂肪に蓄えられやすくなってしまうのです。

◇血糖値が上昇しにくい・満腹感を覚えにくい◇

肝臓の働きはアルコールの分解以外に血糖値の調整があります、
勿論アルコール処理中は他の仕事ができない肝臓は
血糖値をあげることもままならない状態になっています。

例えば晩御飯と一緒に多量のアルコールを摂取すると、
アルコールの処理のせいで食事をしても血糖値があがりにくく
満腹感が得にくい状態になってしまいます。
簡単に言うと食べ過ぎになりやすいのです。

◇飲酒後にお腹が空く理由◇

飲酒後にお腹が空いて炭水化物(特にラーメン)等を食べたくなるのは
アルコールの分解に炭水化物(糖質)が必要だからです。

アルコールの多量摂取→血糖値があまりあがらない→時間経過→
多量のアルコールの分解に炭水化物を使用する→お腹が減る、
ということが起きるからなのです。

・組み合わせとしては最悪
ただでさえ夜はそれ以上活動する機会も少なく栄養を体に溜めやすく
食事は少なめのほうがいいのですが、
飲酒+食事=高カロリー+〆のラーメン等をしてしまうと
カロリーの過剰摂取になってしまいます。
相乗効果として体脂肪になりやすいおまけつきともいえます(笑

◇ダイエット中に飲酒するならば◇

もしダイエット中に飲酒するならば週に1度だけ等の回数を決めて
飲む量を少なくしましょう。
さらには飲むアルコール飲料の種類も低カロリーのものに押さえる等を
すると悪い影響は少なくなるでしょう。

しかし最初に書いた通りできる限り飲酒は控えましょう。
愛飲家には辛いかもしれませんがキレイな体を手に入れるには
お酒を飲まずになくなく涙をのみましょう。